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作詞 ニコル |
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空っぽの人形 今日も子供と遊ぶよ
手足を伸ばされて 疲れ果てるのに
どうして楽しいの?
知らない間に 名前を勝手に付けられ
針や糸で飾られて 痛いし窮屈なのに
どうして笑えるの?
気が付けば子供の名前を覚えていた
感じる心のない 空っぽの人形
いつの日か動かないはずの体は
小気味よく踊っていた
空っぽの人形 隅の方に置かれたよ
埃にまみれて 触られなくなった
どうして無視するの?
子供は最近 新しい人形と遊ぶ
綺麗な手足を 思いきり動かす
どうして僕じゃないの?
流すはずのない涙が出た
魂を持たない 空っぽの人形
友達の名前を呼ぼうとした喉は
小さく震えていた
子供は大きくなった 新しい人形も古くなった
そして埃まみれになった 仲間だねって笑ってた
長い年月が経った時 狭い部屋に閉じ込められた
暗くて怖い日々が続く 子供は子供じゃなくなった
空っぽの人形 ついに袋に入れられた
透明な袋は ゴミの山に投げられた
どうして捨てたりするの?
感じないはずの心がある
持たないはずの魂を持つ
いつか忘れられて ボロボロになる
空っぽの人形
覚えていて 僕たちにも確かな
感情がある
空っぽなんかじゃない
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