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世界の片隅で夢を見ていた獣
作詞 澪鳳
それは綺麗な夢でした
獣が見るには十分すぎる
そんな綺麗な夢でした…

自分が醜いのをしっているから
誰にも優しく生きました
少しでも誰かに頼りにされればと
身を粉にして幸せを振りまきました

暗く深い地の底
大切なものを拾いながら幾年も
這って 引きずって過ごして
もっと笑顔が見たいと 爛れた顔で微笑んで

そんな獣を哀れんだ
神様がやっと奇跡を起し
綺麗な綺麗な女神様が
獣の暗闇にやってきました

生きていて良かったんだ
僕がこの世に生まれて
ちゃんと愛してくれる人が居たんだ…

自分が醜くても愛が得られるから
周りへの優しさを減らしました
少しでも女神に触れられるならと
笑顔を忘れて繋ぎ止めました

光り輝く宝石の山
大切なものを落としながら幾月も
気取って 誤って過ごして
ずっと一緒にいたいと 汚れた顔で微笑んで

そんな獣に呆れ果てた
神様がそっと息吹をかけ
綺麗な綺麗な女神は
獣の暗闇から消えていきました

全ては夢だったんだ
僕がこの世に居る意味を
ずっと忘れてしまっていたんだ…

不幸な人がいるから
幸福な人がいる
その表裏を崩さないために
獣は生まれてきたのです

暗闇で歯を食いしばって
誰にも言わないで涙を流して
それでも やっぱり 誰かのために生きたいと願う

それが汚れた獣

「今でも後悔してるけど
もう満足できたから
僕は僕の役目を背負い 暗闇を独り生きていくよ…」

それは綺麗な夢でした
汚れた獣が見るには十分すぎるほど
神様の気まぐれで愛を知った獣は
もう戻れることなく
思い出をたくさん思い出しながら
これから 命を削るでしょう

それは綺麗な夢でした
それは綺麗な夢でした
本当に綺麗で 綺麗で どうしようもなくて
胸を焦がし続ける

そんな綺麗な夢でした…

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 世界の片隅で夢を見ていた獣
公開日 2007/03/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 獣の生き方に愛は必要ないようです。
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