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恋風
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作詞 コジ |
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夏の終わりに二人で
歩いた帰り道で
君がポツリと呟いた
「寂しくなるね...」
秋が始まる前に
届けたい想いがある
だからせめて聞いててね
「君が好きです」と
あぁ 冷たい風が頬を撫でた
失敗だったかな
逃げるように歩き出す僕の手を
君が掴んだんだ
走り出したくなったよ
馬鹿みたいだと思うけど
嬉しいものは嬉しいから
仕方ないんだ
俯く君の顔を
覗き込んで息を呑む
美しいその横顔に僕は
また染まっていく
肌寒くなってきて
控えめに繋ぐその手に
小さく君が微笑む
「温かいね」と
紅葉が舞う散歩道
歩く君の横顔に
見惚れて小さく呟く
「綺麗だな」って
あぁ 情けないくらいに君を
想ってしまってる
恥ずかしくなって君の手を
引いて駆け出した
走り出したくなったよ
馬鹿みたいだと思うけど
嬉しいものは嬉しいから
仕方ないんだ
笑う君の姿に
いつも救われるんだ
ずっと側で笑ってて
そう願うんだ
君に与えられるものばかりで
僕は何か返せてるのかな
分からないけれど ずっと
君を 見守っていたいから
この想いを君に伝えよう
涙が溢れた君の
瞳をそっと拭って
僕は笑いかける
「大丈夫」だと
走り出したくなったよ
馬鹿みたいだと思うけど
嬉しいものは嬉しいから
仕方ないんだ
秋風に舞う君の髪
思わず息を呑む
はにかんだ君の笑顔に僕は
また染まっていく
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