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Treasure
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作詞 あかつき |
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薄暗い夜明け何も見えやしない
もがくように窓を開けた
信念も仕事も最愛の家族さえ放り投げたなら逃げてしまおう
何処か遠いところへ独りひっそり……
手を伸ばしても虚しく空を切る
耳をすましても哀しいほどの静寂
行く宛もない独りよがりの逃避行
明日もおんなじ景色に埋もれていく僕
部屋の隅っこで埃にまみれたアルバムのページ、風でヒラリ
赤い目を擦り独りぼんやり見つめていたら、涙ホロリ
何も無いはずなのに胸が熱いよ
刻まれているまぎれもない足跡
そこには確かに幸せという日々があった
数えきれない思い出とほほ笑み
暗い夜明けを優しく照らしてくれている
手を伸ばしたら木漏れ日のようなぬくもり
耳をすませば歓声にも似た笑い声
かけがえのない忘れ物に気づいたら虚しがりやの逃避行はもう終わり
刻まれているまぎれもない足跡
何ひとつとして失くしてなんかいなかった
抱えきれない喜びはいつでも暗い夜明けを優しく照らしてくれている
何も見えない日々の中に確かにあった
かけがえのない宝物
確かにあった
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