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ナイフを捨てた少年
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作詞 陽輝 |
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悲しみで染まる紫陽花
雨を切り裂く国道の音
ため息で回る風車華麗に
壁に囲まれた部屋薄暗く
孤独の影を作る液晶の青空
眩しくて眩しくて
ナイフを捨てた少年
傷付いた心を抱えるだけで精一杯
蘇る記憶喜びは遠くで滲む
涙で錆び付いた積乱雲
宇宙から放たれた太陽光
世界は一秒で終わる
街で見付けた少女の体温
同じ傷跡大人を睨む少年
鳴り止まない踏切赤の点滅
何時迄も吹き荒れる鉄の風
握り締める少年の手は強く
聞こえない聞こえない
少女の声は強く
傷付いた心を支えるだけで精一杯
蘇る記憶自由は痛むばかり
悲しみで染まる紫陽花
雨を切り裂く国道の音
涙目で見つめ返す少女
未来は一秒で変わる
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