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夕暮れ
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作詞 押村遊 |
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夕暮れ時のベランダに優しい風が吹いた
誰かの髪に触れていたときの自分が何処かへいったのだろうか
名前を呼ばれた後にさよならが続かない事を祈っていたのは
どうしようもないことに神様は振り向いてくれないことを知っていたからだろう
終わってしまっているのに大丈夫だよと笑いかけてくるその人が水溜まりのように濁って見えた
名前を呼ばれた後にさよならが続く気がして
でもただ、水溜まりに足を落としてしまわないように
なるべく冷たいコンクリートの上を走った
夕暮れ時のベランダに冷たい雨が降った
誰かがまた濁った笑顔を残してくれるだろうか
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