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ある夏の日のこと
作詞 noeru hutaba
車窓から見た景色
どれもありふれた街並みのはず
セピア色に映るこの瞳は
どんな綺麗な風景さえも
悲しみに染めるんだ

乳母車ひいたお母さん
子供の手を取るお父さん
路地裏でキスをするカップル
彼氏ができたって喜ぶ友達

なにもかもこの瞳では憎しみに変わってくよ


たしかそうだな、自分の親でさえ
その日常的な幸せを恨んだりしたっけな
なにを欲しがっていた?
なにを望んでいた?
ただあなたがまたこの手を取ってくれる
それだけを夢見て
毎日毎日心のおもりと過ごしてきたっけな



もう今私には到底わからないわけで
思い出したくもないんだ
どんな景色が広がっていたかなんて
どんな気持ちで愛を望んでいたかなんて

夏風がぼーっと景色を見つめる頬を
すり抜けて行くよ

次の駅へ、次の駅まで

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ある夏の日のこと
公開日 2014/11/10
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント あの時見えたはずの景色が見えなくなったのは、確かに存在してたはずの想いが消えてしまったから。
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