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栞の空
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作詞 いちや |
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葉擦れの音に目が覚めたよ どれくらい寝てたのかな
変わらず一人のため息 小道に残る足跡
丘の上に続いてく土の色を なぞって歩いた意味を探す
どれだけ同じ道を辿っても 終わりを始まりと結び付けられない
楓の葉よ その手は僕の手を掴んでくれるのかい?
沈んだ夕日の 代わりに照らすような その色で
緑に染まる土の上を 歩いた頃もあって
互いの歩幅を確かめて 足りない言葉を補おう
ふいに霞んで消えた君の色を 追いかけて喚いた空の下で
深く根を張る楓の木が 始まりと同じように手を伸ばしてた
楓の葉よ その手はあのこの手を掴んでくれたのかい?
何度も好きだと 言っていた紅を抱き締めた
君が今いる場所が 紅を纏う木の下だったら
今頃笑ってるかな 僕と見た茜色を思い出して
悲しくなんかない でも寂しいよ そう思えることを大事にするよ
ここから始めよう 君の好きな色が好きだから
遠くからこの手のひらと共に見守ってるよ
いつまでも
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