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銃声
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作詞 ヴォノ |
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灰と埃の積もったガレキの町で
今日も銃声が走り裂いています
心無い人が流れ作業でつくった鉛の玉が
一瞬で数十発放たれる
音速の刹那に鉛が子供を貫きます
モノクロの、現実
それをメディアがお涙ちょうだいで伝えます
カラーの、作り物
報道を見ながら「かわいそう」と、ボクら
今ラブホで 酒税、タバコ税、収めてます
下らない病気で死ぬ子供たち
下らない募金も届きません
悲壮なニュースをメディアが伝える
タレント兼アナウンサーが伝える
悲しいニュースに心を痛め、
その三秒後には笑顔で天気予報
報道を見ながら「かわいそう」と、ボクら
でも、今月のケータイ代の方が心配だもんネ?
テレビ好きなボクらは
今更いじめ問題に取り組んでみたりします
テレビ好きなボクらは
納豆がダイエットにいいと信じ込みます
テレビ好きなボクらは
戦争や、恵まれない子供たちの
何を知っていると言うのでしょう?
彼らの事を何も知らずに「かわいそう」と、片付けます
ワクチン代でも募金したならば彼らの上に立ったつもりでいます
メディアは必死になって視聴率ばかり気にします
ボクらは必死になってテレビや雑誌を信じ込みます
キレイな色したメディアに銃声を
何も知らないボクらにこそ銃声を
何も知らない人間に「かわいそう」なんて
向こうだって言われたかないでしょうね?
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