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青い未来
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作詞 海螢 |
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坂を登る夢を見た
広すぎた地面を踏みつける
緩やかなカーブをひたすら歩んでいく
足音に匂いがこだまする
見え透いたいやらしさを
隠し持って
気になれば人気の無い道を選んだ
忙しく動かし歩み寄る社会や
チクチクとささくれに滲む涙
転がった石ころに気をとられ
気づけば足元には無数のそれらが
靴の中に紛れ込んだ小石を
足を止め、拾い集めてみる
本当はとてもとても柔かった
拙い概念が僕を邪魔をするんだ
そしてこの坂の先には
一面に広がる
優しい風に揺らぐ緑が
そうして僕の青い未来が生える
奥底に眠る僕の衣は
剥がされて
飲み込んだ決意に
肩を揺らされる
そして目覚め
カーテンを開き
陽射しに反射した
きらきらした輝いた若葉が舞うんだ
私の歩む道
これから見たことのない
世界があると思えたんだ
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