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桜貝
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作詞 Chiharu |
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気づいた時には 既に
今にも破れそうな 水風船のようでした
あなたへの この想いは
あなたの想う あの人に
生きながら代わる術もなくて
待ち人は もう ここにいるのに
恋は 夢か泡沫(うたかた)か
あなたの前で 私は
深い海の底 蹲る貝になる
燃える想いを殻に閉ざして
固く口を噤むの
明日 逢えるか 逢えぬか
花びらで占う
私を 知る由もないでしょう
あなた 雲の上の人
募る想いに この殻は
いつからか 桜色になれど
海の底では それも詮なし
暗い碧に掻き消され
あなたの心 奪う手立てがあるのなら
命さえ投げ出すのに
ただ一言を明かせぬままで
貝は 海に還るの
この殻を破れるのは あなただけ
決して来ぬその日を待つ 愚かさよ
あなたの前で 私は
深い海の底 蹲る貝になる
燃える想いを殻に閉ざして
固く口を噤むの
あなたの心 奪う手立てがあるのなら
命さえ投げ出すのに
ただ一言を明かせぬままで
貝は 海に還るの
貝は 砂に眠るの
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