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真夏のバラード
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作詞 RYU |
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蒸し暑い
水たまりから
空に還すアスファルト
抱きしめ合った
ジャングルジムの前
今はもう誰もいないね
コンビニで
立ち読みして
缶コーヒー買って帰る
寂しさでいつもなら
そろそろ携帯が
鳴る頃なのにね
真夏の夜に一人泣いた
イヤフォンから流れるのは
甘く懐かしい静かなバラード
遠い恋は消えずに残る
思い出という
あまりに綺麗なものだけを
愛にして
公園の
トイレの灯りに
群がる小さな虫たち
何を求めているのか
まるであの頃の二人に
似ていたね
夜勤明け
子猫のように
店前で待つお前を
後ろから抱きよせて
「愛しているよ。」と
耳元で囁いたのに
真夏の夜に一人泣いた
イヤフォンから流れるのは
甘く懐かしい静かなバラード
真夏の夜は一人涙ぐむ
どんなに時が流れてても
青白く灯る静かな街灯に
僕はまだ群がってるんだね…
遠い恋は消えずに残る
思い出という
あまりに綺麗なものだけを
愛にして
ただ生まれた愛だけを糧にして
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