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鴫野駅
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作詞 RYU |
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改札を抜け階段登り電車待つ間
君の住む知らない街のこと考えてた
大きく曲がったホームと車体の隙間は
逢わなかった日々のよう
なのに今 これほど容易い隙間
あの日は君の手を取り 踏み出すこと出来なかった
もう逢うことのない
僕らがいた街に夕陽が何度沈んでも
あのスーパーの匂い
公園の小川の大きな石の橋は
なにも変わってないのに
桜の雨が降る 新喜多東の坂を歩いて行く
見知らぬ恋人たち
あの日 君が言ってた駅は
券売機の一番端っこ
それでも僕は
逢いに行くこと切符を買うこともできず
いつか逢えたら 新しくなった駅のコンビニ
あの日は無かった地下鉄
変わらない坂を二人歩くこと
いつか叶うのに寂しい この気持ちよ届け
蝉の鳴く日も 落ち葉散る日も 雪降る時も
忘れることなどできない
見慣れた落書き 自転車置き場 スーパーの匂い
公園の小川の大きな石の橋は
今も変わってないのに
歩き出すことさえ躊躇う僕は
この街でまだ大人になれず
あの日の君と生きている
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