|
|
|
紫苑の花
|
作詞 RYU |
|
膨らんだ風船が いつか割れるように
きっと別れは やって来て
思い出の切れ端を集めても もう戻りはしない
それでも あなたが好きだった
この景色を 嫌いになれず
また懐かしく感じてしまう
紫苑の花が 秋風に揺れる
好きになり過ぎないよう
いつも考えないように…
幸せだと気づいた時に 崩れ落ちてしまうもの
別れた あの日は思い描いた通り
寂しさと微笑みに 涙が隠れてしまった
あなたがいない 春を待つ
雪融けの舗道に 足跡は残ってなくて
五月の風に吹かれながら 紫色の花が散る
それは また同じような恋をしてしまうように
あなたのほんとのようなその話が
嘘だとしても 疑えやしなくて
揺るぎないものが重なれば
愛に似たものになっていく
あなたがいたなら大丈夫
そんな風に思えたよ
優しい 声が今も耳の奥に残っているから
夢に出てくるならもう忘れさせて
あの空の向こう側まで届けて
紫苑の花が 秋風に揺れる
好きになり過ぎないよう
いつも考えないように…
大人になった あなたの淡い髪が
風に流されてた
忘れなもう二度と会えないのに
形に残ってるから幸せなのか
心に写したなら幸せなのか
あの頃のような笑顔に会いたいから
まだ生きていよう
偶然などないこの世界で
寂しさと微笑みと涙に 隠れてしまった
あの日の笑顔がまだ切ない
|
|
|