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桜の木のない丘で
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作詞 RYU |
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逆さに見た双眼鏡 小さく見える景色はまるで
恋のように掴めそうもない距離
ピンク色の花びらがそっと頬にキスをする
桜前線がゆっくりとこの街を通り過ぎていくけど
桜の木のない丘で手をつないだ春は
薄手のコート羽織っていた
まだ少し寒かった三月
散り始めは儚くて突然にいなくなってしまうもの
あなたはどんな街に住んでどんな空を眺めているの
君と出会った真冬の街 たくさんの人ごみで溢れて
思い出せるのはその中の君の瞳
下り坂で足下に転がって来た
二人を近づけてくれた花びらは
風に消えていくように
散り始めは儚くて突然にいなくなってしまうもの
あなたはどんな街に住んでどんな空を眺めているの
桜の木のない丘にまた今年も春がやってくる
あなたはどんな風を浴びてどんな人といるの
桜前線がこの街を通り過ぎるたびにあの丘へ
想い出したくない想い出が蘇らないように
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