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WHEELS
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作詞 YAMATO |
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鈍い光の空の下 雑踏が蠢く道路で
幾つかの車輪が 僕らを乗せて回ってた
隣を通り過ぎた 君の横顔は眩し過ぎた
ほんのり暖かい夕陽が 後ろにあるせい
前の君は振り向いた
そんなスピードじゃ 置いていくぞ
僕は何も言えなかった
追いつくのに必死で
重い足を動かして 雑音が轟く道路を
幾つかの車輪を 追い越して突き進んでいく
誰もいない目の前 不思議と寂しい気持ちになった
夕陽が沈んできて 夜が近づいてるから
後ろの君はこう叫ぶ
そんなスピードじゃ 今に転ぶぞ
僕は思いきって答えた
そこまで馬鹿じゃない
もうすぐ お別れしなくちゃ
二度と来ない 今日が終わる
色んな思い 胸に詰まる
それでも 僕は角を曲がった
強い風のせいで 視界が霞んでいたようだ
僕は勢い余って 曲がった途端ハデに倒れた
みんなは僕に駆け寄り 手を伸ばした
言った通りだっただろう
あんなスピードじゃ 無理もないさ
涙を堪えて僕は言う
置いていかれたくはない
置いていくはずないだろう
どんなスピードでも 一緒にいるよ
僕は言葉を失う
この涙は痛みのせいじゃない
手を取り 立ち上がる
車輪を 再び回す
もう一度 スピードに乗る
陽は沈む なのに暖かい
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