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物語を追うシャッター
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| 作詞 kojiro |
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戦場は 血の臭いがする
カメラマンとして訪れた私には
この臭いは いつまでも 慣れることのないもの
ファインダーの向こうにいる子供
涙も枯れはて 呆然としている
明日からの 今からの
生活を心配する余裕もなく
ただ目の前で 息絶えた
家族の身体 見つめ
悪い夢の中に いるのだろうと
自分に 言い聞かせているよう
早く この悪夢から 開放されようと
目覚めるのを 待っているけれど
そういう時は 永久に来ない
疲れ果てた 子供の身体を
無造作に包み 連れていく人
カメラマンは ただ物語を追うだけ
いつか私の身体にも
銃弾が抜けていくのだろうか
その日まで
私のカメラは
現実を誠実に 写していくだろう
土埃の中
今日もカメラは 重く肩にのしかかる
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