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パラレルワールド
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作詞 藤代 晴 |
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疲れた身体を押し付ける ベッドのシーツは変えてない
散らかった部屋に残された 君と撮った写真の数々
ゴミ袋いっぱいになるほど 溜まっていた吸殻捨てて
窓を開けて風を送った 日差しが眩しく感じる
どこへ行けば君に会えるか 20分少々考えた
結局答えは出なかった またベッドに顔を押し付けた
心配ならしないで 同情されるのが嫌いでさ
こんな僕でも料理くらいは 作れるはずだよ
君の存在は一体何だったろう 今、改めて思う
掃除だって洗濯だって やろうと思えばできるのに
君のやったこと、残したことは 今、一人になって
驚くほど大したことじゃないと 気づいてしまったんだ
笑顔が可愛いと言われた 鏡の前で笑ってみた
これのどこが可愛いのか 僕にはまるでわからない
笑顔が可愛いねと言った 君の写真を見てみる
これのどこが可愛いのか あの時の僕に聞いてみたい
心配ならしないで 責任感じなくていいよ
どうしようもないことだって この世にはたくさんあるだろう
君の存在を感じないまま 僕は日々を過ごした
甘酸っぱくて、ほろ苦くて 楽しいものではなかった
君のやったこと、残したことに 僕は何も感じない
そんなものは燃えるごみの日にでも 出してしまおうか
君の今いる世界は
暑いか寒いかで言ったら きっと寒いと僕は思う
君の今いる世界は
大きいか小さいかで言ったら きっと小さいと僕は思う
君の今いる世界は
明るいか暗いかで言ったら きっと暗いと僕は思う
君の今いる世界は
白いか黒いかで言ったら きっと黒いと
信じたい
パラレルワールドみたいだね そんなものは存在しない
パラレルワールドみたいだね そんなものは
存在しない
君の存在を忘れたその時 僕の心の中も
空っぽになっていくんだろうか わからないけれど
君の存在を忘れてしまおう 空っぽになってもいいから
そして僕は新しい日々を この部屋で過ごしていくんだろう
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