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狂闇愛〈Crazy Dark Love〉
作詞 Dual Love Vanek
<嗚呼…。可能で在るならば、此の両弖で凡てを壊して終いたい。貴方ガ私ニ望ム様ニ絞メ殺シテモアゲルノニ…。>


片弖ノ無い私に対して繰り返し貴方は乞うて来る
「ネェ、君ノ弖デ僕ノ首ヲ絞メテ欲シイ。」…と。
「イイヨ。ソレホドマデシテ求メルナラ、絞メテアゲル。」
私がそう応えると
「アリガトウ」
と云い貴方は安心した表情を浮かべる

そう云いつつも貴方は
嬉しそうな表情の裏側に
寂しそうな笑顔を作る
<コレジャ、足リナカッタ?>
貴方はいつも二の腕から下が
存在しない私の腕をとり
優しく撫でて負いた傷を癒してくれる
同時に「ゴメンネ…。僕ノ為ニ腕、亡クシタノニ。」と貴方は涙をも流してくれる


◎私はそんな弱い処を
 晒け出す貴方の姿が好き
 「其の弖で首を絞めて」と
 求めて来る貴方の声も好き
 いまだに私の此の耳の内には
 貴方の声が広がっているよ?
 貴方の声や音を私の此の耳に封印し
 貴方の余韻と空気に浸りたい

 だからもっと
 <喚いて、喘いで、苦しんで、叫んで>
 それらのもがきと共に私に頂戴
 貴方の声を…
 私はすっかり貴方の声の虜なの中毒なの
 その代わりに私は生きているこの片弖で
 貴方が望む様に首を絞めてあげるわ
 愛を込めて…◎


とうとう私の弖によって
貴方の最期の日が訪れた
かすかに私を呼ぶ貴方の小さな声が聞こえてくる
かろうじて開いている貴方の両眼には
私の姿は視えているかしら?
貴方はその両眼に私が視えなくなる程に
大粒の涙をこぼしていたね

何故だろう…
今日は貴方が此の世を去り逝く日なのに…
私の両眼は涙の一滴も流さない
人は極度の悲しい境遇を
経験すると心で鳴くんだね
胸が爆発する程までに痛むんだね
きっと私の心が死ぬ程鳴いて
渇れる様に泣いたから
私の脳と感覚は狂ってしまったんだろう
悲しさも切なさも全く感じない

むしろ貴方の最期の日を
私の此の片弖で迎えさせてあげられるから
貴方が私に対して求めて来た
熱い魂の叫びに応えることが出来るから
私の抱いたその快感の気持ちの方が
強く勝ったのかもしれない


「ハヤク、ハヤク、君ノ弖を僕ノ首ニ…」
貴方は真っすぐな眼差しで私を求めて来る
「イイノ?コレデイイノ?」
そう云いながら私は此の片弖で
貴方の首を絞め応える
今にも息絶えるであろう貴方は
最後の余力を振り絞りながら
喜びと安堵の表情を浮かべている
一方で、私はベッドに横たわる
貴方の姿や様子を冷血な表情で見つめる
貴方は私が首を絞めた瞬間少し苦しんだ顔を
造ったが、両眼に流した涙滴を残しながらもその後で愛苦しくも在り可愛らしくも在る笑顔を私に視せた
<貴方のその笑顔は輝いていたよ
それに素敵だった…貴方の残してくれた最高の最期の笑顔は、私の脳内にいつまでも消えることなくトワに生き続けるよ…
これで一生涯、私と貴方は一緒に共鳴し続ける事が出来るんだね?ねぇ…そうでしょ?>

「アリガトウ。マタ生マレ変ワッテモ僕ト君ハ逢エルヨネ?マタ君ヲ待ッテルカラ…」

これが私の聞いた貴方の最期の声となり
貴方は呼吸を止めた
最後の最後まで貴方は
私に笑顔を視せてくれたんだね
息耐えた貴方を視ている私の両眼には
冷たい水が顔全体に流れた
やっと私の両眼には涙が流れたよ

<待ッテテ?モウ直グ私モ貴方ノ処ニ行クカラ…>

私と貴方は共鳴している一心同体なのだから…
此れが私達双人の愛の形なのだから…

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歌詞タイトル 狂闇愛〈Crazy Dark Love〉
公開日 2015/02/21
ジャンル その他
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