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僕らの街
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作詞 宗真 |
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改札抜ければいつもの街
決してにぎやかではないけれど
魚屋のおじさんは今日も長靴にねじりハチマキ
最近赤字だと嘆いてばかりだけど
まだやめられねぇと張り切っている
駄菓子屋のおばちゃんは相変わらずで
輝いた目を持つ子供たちを前に
すべてを包み込むような笑顔をみせる
いつまでたっても変わらない
どこか儚く どこか尊い
それでもどこか希望に満ちている
僕らの あたたかな街
街の最高齢自称永遠の少女のチヨさんは
100歳を迎えた嬉しさのあまりに
大きな粒の涙を何滴も何滴もたらした
狼の牙と謳われた隣の家のおまわりさんが
銀行強盗を相手に殉職され
奥さんはあまりの悲しさに狼のように泣き叫んだ
変わらない街の中にも
喜びに溢れ 悲しみに溢れ
それでも前に向かって進み続ける
僕らの あたたかな街
これから先 何十年 何百年経とうとも
昔は昔 今は今 未来は未来のくらしで良い
その中で永遠に変わらぬ何かを
大切に 大切に 育てながら
いつまでも心の中に
僕らの あたたかな街
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