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トラウマ
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作詞 masami |
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ある日公園へ向かう道の途中で
帽子をかぶった背の低い初老が
手を差し出して わたしにこう言った
「お菓子をあげるから さあおいで」
車に乗り込む 道の途中で
木々が生い茂った暗い道の中車を止めた
服を脱がして 口を押えて 手につかんだ携帯が光出す
トラウマがうねりだす トラウマが流れ出す
私はあの日からもう元には戻れない
トラウマが叫びだす トラウマが走り出す
私はあの日から もう私ではなくなったの
ある日買い物へ向かう町の途中で
帽子をかぶった背の高い若者が
名刺を差し出して わたしにこう言った
「時間あるなら さあおいで」
並んで歩いた 道の先にあるのは
きらびやかな 夜のホストクラブ
お酒を飲んで 夜通し笑い合った 手の中の伝票の額は
トラウマがうねりだす トラウマが流れ出す
私はあの日からもう元には戻れない
トラウマが叫びだす トラウマが走り出す
私はあの日からもう私ではなくなったの
誰か愛して 誰か触って 誰か私に気づいて
誰か恋して 誰か名前で呼んで 誰か私に気づいて
ある日自宅へ向かう駅の途中で
帽子をかぶったスーツのおじさんが
財布を差し出して 私にこう言った
「3万でどう?さあおいで」
誰か愛して 誰か触って 誰か私に気づいて
誰か愛して 誰か触って 誰か私に気づいて
トラウマがうねりだす トラウマが流れ出す
トラウマが叫びだす トラウマが走り出す
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