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葡萄の丘
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作詞 くろちゃん |
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ゆるやかな坂道を登りあげた
そのさきに老いて枯れ朽ちた
葡萄の木が一本だけ残ってる
まだ浅い秋の陽に照らされて
もう何十年もむかしのこと
このあたりには何千本もの
葡萄畑が広がっていたという
それを支え 支えられた村
瞼を閉じれば華やいでる
ワイナリーの賑やかさ
それを求める群衆の
喧騒が交じり合う
古き良き時代よ
誰のせいでもないと老人は言う
深いしわが刻まれた日焼けした顔で
短くなったタバコを大事そうに吸い
煙の向こうに何かを見て涙ぐむ
耳を澄ませば聞こえてくる
ワイナリーの賑やかさ
行き交う人の歓声と
ワイン注ぎ合う音
笑い声あふれて
冬になれば雪が降り積もるだろう
あの枯れ朽ちた葡萄の木もうずめ
そして暖かな春の訪れとともに
雪と一緒に葡萄の木も消える
瞼を閉じれば華やいでいる
ワイナリーの賑やかさ
それを求める群衆の
喧騒が交じり合う
古き良き時代よ
耳を澄ませば聞こえてくる
ワイナリーの賑やかさ
行き交う人の歓声と
ワイン注ぎ合う音
笑い声あふれて
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