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環状線
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作詞 くろちゃん |
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環状線の歩道橋の
手すり越しに遠くを見て
「この道どこまで続くのかな」
君はつぶやくけど
僕は何も答えられず
沈む夕陽を見送るだけ
都会に憧れる君の目に
故郷の夕焼けは映ってるかな
あたりの街は夕闇に包まれて
逃げて行くテールランプと
寄せて来るヘッドライトが
タイムトンネルみたいに
君を未来へ 僕を過去へと
引き離す もう逢えないんだね
環状線のバス停の
錆びたベンチに腰掛けて
君のこと連れ去りに来る
バスを待つしかできなくて
あたりの街は夕闇に包まれて
君を乗せた長距離バスと
僕を乗せた路線バスが
タイムマシンみたいに
君を未来へ 僕を過去へと
引き離す もう逢えないんだね
環状線の内側の町で
僕はたぶんこのままずっと
見送り暮らして行くんだろう
大きな街へ羽ばたく君を
あたりの街は夕闇に包まれて
逃げて行くテールランプと
寄せて来るヘッドライトが
タイムトンネルみたいに
君を未来へ 僕を過去へと
引き離す もう逢えないんだね
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