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インジゴの夏
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作詞 くろちゃん |
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助手席に座る視線の
高さとほとんど同じ
青い水平線が伸びる
遠く貨物船が行く
低い堰堤に海猫が
一列に並んでる
遠くの波間に何かを
さがし続けてる
センターラインはあるけど
カーブが続く海沿いの
九十九折りの国道は
遠く望む立山の光
港の町を抜ければ
氷見までもう少し
夏休みももう終わり
小さな旅も終わる
車の窓を全開で
走れば暑く潮の香り
シートにはりつくような
ジーンズの感触
深い藍色のキラメキ
反射した波間から
グラスの隙間に刺す陽が
夏を焼きつける
細かいカーブをすり抜け
トラックを追い越して
小さなトンネル抜ければ
もう戻れない夏
もう戻れない夏
もう戻れない夏
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