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卒業式まで
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作詞 くろちゃん |
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毎日毎日 一時間以上かけて
雨の日も風の日もよく通ったね
三年間 公式戦では一試合も
ベンチに入れなかったけれど
スタンドでは一番大きな声で
みんなを盛り上げていたよね
そんなおまえをいつも誇らしく
思って目を細めていたんだよ
甲子園のアルプススタンドで
みんなで校歌歌うんだって
その夢は叶わなかったけど
もっと大きなもの手にしたはず
もう 子どもじゃないんだね
少し寂しい気もするけれど
大勢の仲間に支えられながら
こんなに立派になったんだね
お父さんいなくてごめんなさいね
辛い思いしたこともあったろうね
二人分愛してきたつもりだけど
それはきっと思いあがりだよね
いつもは何にも話してくれないけど
あの日おまえが言ってくれた言葉
「三年間、毎日、弁当ありがとう」って
おまえの母親でよかったよ ほんとうに
もう 少し離れなきゃだよね
遠くから見守らなきゃだよね
卒業式には大泣きしちゃいそう
二人分の涙だからゆるしてね
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