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レコードに針を
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作詞 くろちゃん |
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十二月の冷たい
雨の夜にひとり
カーテンの隙間
窓を伝う雨だれ
傘の花が咲いた
めぬき通り目を
閉じれば浮かんだ
去り行く後ろ姿
レコードに針を
レコードに針を
そっと落としましょう
落としましょう
くるくると廻る
くるくると廻る
螺旋に心を委ねましょう
委ねましょう
お湯の沸く音にも
気づかないままひとり
もたれたソファーの
余白を埋められずに
珈琲の香りにさえ
癒されることもなく
あの頃なら並べた
そろいのカップふたつ
レコードに針を
レコードに針を
そっと落としましょう
落としましょう
ほろ苦い涙の
ほろ苦い涙の
余韻に浸りましょう
浸りましょう
流れる旋律(メロディ)
ふたりの思い出乗せ
灯り消した部屋を
ノスタルジックに染め
レコードに針を
レコードに針を
そっと落としましょう
落としましょう
くるくると廻る
くるくると廻る
螺旋に心を委ねましょう
委ねましょう
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