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冬の足音
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作詞 くろちゃん |
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テニスコートのボールの音が
少し硬めに響き始めた
冷たい手をジャージのポッケで
温めるのがくせになり始め
耐えきれなくなった枯れ葉が
枝を離れて宙を舞う
冬の足音が聞こえ始めても
いつもと変わらないのは
隣のコートで輝く
真剣な瞳と笑顔
木枯らし一号が吹いたと
朝の天気予報が伝えた
短くなった黄昏時を
ナイタ一照明が照らし
行き交うボールの軌跡よ
想いを乗せて届け
冬の足音が聞こえ始めても
こころのなかはポカポカで
練習終わって帰り道
何も話せないけど
冬の足音が聞こえ始めても
胸の中で弾むボールは
ぎりぎりライン際落ちて
ついにラブフォーティ
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