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夢追い花
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作詞 くろちゃん |
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涙まじりの雨なのか
雨まじりの寂しさか
頬をつたい落ちてゆく
夜の街の闇に溶け
これが恋ならもう二度と
人を愛することなんか
するまいと決めたこの胸が
言い訳まじりに疼きだす
部屋は西向き六畳の
窓を開ければ工場の
沺まみれのぬる風と
プレスの音が耳を射す
ほんとうの幸せについて
ほんとうの幸せについて
現実と夢物語
狭間で揺れる 一輪花
週末にはご褒美に
ガード下の焼き鳥で
お疲れ様と笑い合い
乾杯するのが楽しみで
酔うといつでも幸せで
将来の夢語り合い
もうそんなに若くない
ことなど忘れて夜明けまで
部屋は国道沿いに建って
長距雜トラックに震えて
ガラス窓がカタカタと
風もないのに泣きだした
ほんとうの幸せについて
ほんとうの幸せについて
現実と夢物語
狭間で揺れる 一輪花
部屋には今日も朝が来る
窓はなくても夜は明ける
幸せを測るものさしが
あるなら試してみたいけど
ほんとうの幸せについて
ほんとうの幸せについて
現実と夢物語
狭間で揺れる 一輪花
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