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春色の約束
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作詞 くろちゃん |
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菜の花を敷き詰めた黄色い丘で
走り回るきみは妖精のように見えた
紋白蝶々たちがきみを追いかけ
遠くなる坂道のさきに春霞の空
大好きだとか 愛してるとか
言っちゃいけない
そんなくらい遠い人に
なってしまいそうなきみ
陽射しも傾いた草はらにすわり
レンゲの首飾り編む白い指先
ときどき瞳(め)をあげて微笑みくれる
二人きりで過ごせるなんて夢みたいだ
大好きだとか 愛してるとか
毎朝でも言いたい
おはようのミルクコーヒー入れて
キッチンできみ待ちたい
夕闇が春の野をやさしくつつみ
帰りぎわ駅までの電車道沿いの指切り
大好きだとか 愛してるとか
伝えられるときまで
手を振るきみに笑顔で言おう
さよなら元気でと
大好きだよと 愛してるよと
大きな声で叫んだ
誰もいなくなった田舎の
プラットホームで
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