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Note
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作詞 くろちゃん |
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あなたの右上がりで
角張った大きな文字
わたしとは正反対の
ノート借りてからだね
星座も血液型も
誕生日も利き手も
すれ違いのあなたの
ことが気になりだし
夏が大好きなあなたが
暑さ負けしたわたしを
いやいやだったろうけど
家まで送ってくれて
不思議ねどうしてだろう
そんなふたりがこうして
おなじ道を歩きながら
おなじ空を見上げている
毎朝 教室の窓を
一番に開けてたわたしと
いつも遅刻ばかりで
立たされてたあなたと
体育の時間だけは
張り切ってたあなたと
走るのが大嫌いで
いつもビリだったわたし
いまさらだけど思う
風邪で休んだからって
なぜあなたのノートなんか
借りたのだろうって
きっとこれからもずっと
ずっとわかりあえない
ことだらけでケンカしたり
落ち込んだりするんだろう
卒業式が終わって
教室で泣いてたわたしの
卒業アルバムの顔に
落書きして笑い転げて
自分たちが持っていない
お互いのいいところを
認め合っていけたなら
卒業したこれからさきも
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