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いつもの別れ道
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作詞 くろちゃん |
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雪解け水で川の流れは
いつにないほど激しくて
話す声さえ聞こえない
夕暮れ間近帰り道
自転車を押しながら歩く
堤防沿いの細い道に
吹く風は冬の終わりを
知らせてくれるみたいに
何のチカラもない僕と
夢に後押しされる君と
歩く速さもいつしか
君がはるかさきを行く
呼んでも聞こえないくらい
前を歩く君の名前を
わかっていて呼んでみた
訊きたいことはあるけれど
この並木道に桜の
花が咲き誇るころは
東京の街に飲み込まれた
君のこと捜せないだろう
何となく過ごした僕と
遠い未来を見てた君と
春に寄せる思いも
違うんだろうなきっと
いつもの別れ道なのに
今日はなぜだか違う
最後の別れになるような
胸騒ぎは僕だけなのか
何も言い出せない僕と
じゃあねと手を振る君と
おんなじ紺色のブレザー
君の笑顔夕陽にひかる
何も疑わなかった僕と
わかってたんだろう君は
春の訪れを告げる風が
二人引き離し吹くこと
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