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セブンスタ☆☆☆☆☆☆☆
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作詞 くろちゃん |
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洋楽のレコードに針をそっと落とし
木目のスピーカー震えだす六畳間
スタジャン羽織ったあいつがノックも
言葉もないままに入ってくる部屋
ベッドに腰かけてコーラ飲みながら
カチッとジッポ開ければオイルの匂い
なにげなく火をつけたテーブルの上の
あいつが持ってきた最後のセブンスター
ビリージョエルが流れる部屋で
何するわけじゃなく夢を呟いた
ビリージョエルが歌うラブソング
憧れの都会(まち)へと想い募らせた
立ち込める煙のそのさきに微かに
光っているのは七つの星と未来さ
スタジャン羽織ってあいつが出てゆく
言葉もないけどたぶんバイトの時間か
ビリージョエルの曲に合わせて弾く
安いギターが少し音をはずして鳴る
ビリージョエルのレコードから静かに
針が戻ったら窓を開けて風を入れよう
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