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冬将軍
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作詞 くろちゃん |
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冬の家路を急ぐ
車たちの群れを
乾いた木枯らしに
舞い上がる落ち葉が
包みかくすような
早過ぎる夕暮れ
ヘッドライトが射す
凍える北の空
冬将軍が舞い降りて
闇で街をかくせば
ひとりきりで帰る部屋
灯りをつけるスイッチ
コートの襟を立てた
歩道の人混みも
うつむき急ぎ足
温もりを求めて
許されることなら
このまま彷徨って
街並みにまぎれて
消えてしまおうか
冬将軍が舞い降りて
冷たい幕を閉じれば
ぽつんとすわった椅子で
今年最後のドラマ
冬将軍が舞い降りて
街を凍りつければ
くもり窓越しに映る
雪もない街ネオン
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