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高速バス
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作詞 くろちゃん |
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遙か遠く北の山は
真っ白に雪景色
冬将軍が舞い降りて
僕の街を包めば
僕はあわてて冬支度
小走りに帰ろう
急いでストーブ引っ張り出し
金曜日を待つんだ
君を乗せた高速バスが
冬の駅に停まり
ステップ降り立つ笑顔には
今年二度目の雪が
ジングルベルの街を抜けて
モールでショッピング
安いワインとケーキと少し
贅沢にチキンもね
あの三月にはこの街も
みちのくの人たちの
悲しみや追悼の想いに
明かりさえ消え果てて
僕が見て来た真実の
情景を話したね
君や友や多くの人に
知らせ伝えるために
忘れないよいついつまでも
輝いてた生命(いのち)を
僕と君は強く生きよう
祈り続けていよう
キャンドルの温もりに手を
かざしながら眼を閉じ
揺れる炎に想い寄せて
消えるまで見ていよう
日曜日の冷たい夜に
小さく手を振る君
君を乗せた高速バスの
赤く光るテールランプ
見送るのもこれが最後さ
最後になるんだよね
さようなら別れを告げよう
潤んでるテールランプ
春になれば山の雪が
溶けて川になれば
君は愛しい僕の花嫁
ずっとずっと一緒さ
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