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終止符〜ピリオド〜
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作詞 くろちゃん |
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カップの底の冷めたコーヒーを
飲みほせばそれですべて終わる
コップの水滴がひとつテーブルに
ポタリと落ちてピリオドを打つ
窓際の席えらんだ理由(わけ)は
目を合わせることさえも怖くて
あなたに一言引き止められたら
揺らいでしまいそうだったから
あなたのどこが嫌いになった
そんなわけではないけれど
あなたとどこへ向かえばいいのか
わからなくなっただけ
始まりは偶然で乗り合わせた駅
行き先も見えない列車に乗り
お互い気がつけば隣の席で
いくつかの季節を走り抜けた
あなたを残して閉めるドアが
カウベルをカランと鳴らす
あなたが座っているはずの
窓は振り返らない
駅までひとりで歩く歩道は
黄色く色づいてまぶしすぎる
終止符を秋と書く歌があるけど
似合いすぎるこの銀杏並木は
あなたへの想いはほんの少しも
前と変わってないけれど
あなたと一緒に降り立つ駅の
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