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涼やかな流れに
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作詞 くろちゃん |
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高原の川原へ行こう
お弁当を持って行こう
小さな籐のバスケットに
色とりどりに詰め込んで
ちょうどいい石に腰かけ
お気に入りの小説を読む
膝まで冷たい流れに浸け
のんびりとした時を過ごす
こんな時がいついつまでも
続いてほしいとだけ願った
都会へ帰ってからもずっと
ふたり澄みきった川のように
静かだけれど
澄んだ流れの音だけ
静かだけれど
涼しさ運ぶ水の音だけ
あなたは小枝に糸垂らし
魚を釣るまねをしてる
木陰からの涼風が
まだ早いページをめくる
気がつけばすぐ隣に
あなたがそっと座っている
夢中になってた小説も
そのままにあなたに寄り添う
言葉にはしてくれないけど
何となくはわかるんです
それでいいのほんとうに
流れる瀬に問いかけてみる
静かだけれど
小鳥のさえずり聞こえ
静かだけれど
秋の虫も鳴き始めてる
ふやけた足タオルで拭いて
読みかけの小説は閉じて
あなたとわたしの未来へと
続く新しいページを開く
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