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ゆく夏
作詞 くろちゃん
鈴虫の羽音がチリリンと
ゆく夏の背中あと押ししてる
吹く風が網戸越しの茶の間の
蚊取線香の煙を揺らす

軒下の風鈴がチリリンと
ゆく夏に忘れられて泣いてる
誰かの慕情とどこか似ている
暑い日射しが映した蜃気楼

  ひと夏を過ごした夢のときが
  残してくれたものといえば
  ひと夏の出来事を混ぜ合わせて
  クルクルまわる夜店の風ぐるま

あなたからの電話チリリンと
ゆく夏を惜しむように呼んでる
淋しい気持ちに包まれるのは
悲しみを予感したからでしょう

  くる秋を待つだけの部屋には
  ぬけがらみたいな浴衣がフワリ
  くる秋をあつめた風が揺らす
  ひざ抱えそれを見ている空蝉

  この夏を焼き付けたフィルムには
  いつまでも色あせないメモリー
  この夏の思い出を胸に留めて
  またいつもの毎日が始まる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ゆく夏
公開日 2014/09/02
ジャンル ポップス
カテゴリ
コメント このところの涼しさで秋の虫・・コオロギでしょうか、鳴き始めました。
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