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パンと葡萄酒
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作詞 くろちゃん |
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飛び乗った最終電車向かいの席に
座ってるのは学生風の男がふたり
よく聞けば中国語らしき言葉で
話しをしている 留学生だろうか
膝の上に大事そうにかかえている
新潟スイカのダンボール箱には
”太陽と 大地の ごほうびが
新潟の 浜辺で 育ちました”
何て美味そうなキャッチコピーだ
部屋に帰って冷やして食うのか
次の駅で乗り込んできたチャらい
カップルがドアの真ん前に立って
品のない言葉づかいで話し始めた
指の先まで真っ黒に焼いた男と
短いワンピースちらつかせた女が
互いの腰に手を回し合いながら
ゴールドやシルバーのアクセサリ
じゃらじゃらしながらいちゃつく
パンと葡萄酒をテーブルの上に置かれ
何て美味そうなんだと飛び上がって
よろこび舞い上がる人たちもいれば
パンと葡萄酒をテーブルの上に置かれ
こんなもん食えるかって投げつける
こころ貧しい寂しいやつらもいるだろ
パンと葡萄酒をテーブルの上に置かれ
なんて美味そうなんだと飛びついて
むさぼり食うような人たちが好きだ
どこの国で生まれたとかは関係なく
”太陽と 大地の ごほうびが
新潟の 浜辺で 育ちました”
何て美味そうなキャッチコピーだ
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