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珈琲のかほり
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作詞 くろちゃん |
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珈琲を挽く手あなたの背中
少しだけ寂しげに見えた朝に
ふと何度か止まるミルの音さえ
途切れた二人の時間みたいね
はじめてあなたの部屋を訪ねて
ただようかほりに癒されてから
あなたの優しさにつつまれるまで
ほんの一瞬のできごとでした
これからさきのわたしの人生
珈琲のかほりに出会うたびに
あなたのことを思い出すのね
いつか別の道歩きはじめても
珈琲をそそぐあなたの指先が
優しすぎる湯気につつまれ揺れる
暖めたカップに閉じ込められた
心地よい苦さがそっとひろがる
これからさきに残されたときを
珈琲のかほりにつつまれながら
あなたのぬくもり確かめながら
おなじ景色のなかで過ごせたなら
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