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風のWind
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作詞 くろちゃん |
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富良野の森の緑の丘の小さなレストラン
赤い屋根にはレンガ造りの煙突がある
小鳥たちより早起きで焼くパンの香りと
ランチのためにコトコト煮込むシチューの匂い
吹く夏風が涼しいのでWindと名づけ
町のみんなは短い夏を笑顔で過ごします
夜にはビール自慢の料理にぎわうテラス
店が終われば満天の星みんなで見上げ
秋風とても寂しいのでWindに集い
夏が終わればすぐ冬が来る初雪はすぐ
熱いシチューを焼きたてのパンにたっぷりつけて
森の紅葉は燃え盛るように雪を待ちます
古くからの言い伝えにはこの森深く
ニングルという小人たちが住んでるという
誰も見たことないのだけれどみんな知ってる
心の奥で守ってくれる森の妖精
真冬の風が厳しいのでWindは閉じます
何も見えない吹雪のなかで雪にうもれて
冬のあいだにニングルが来て困らぬように
パンと葡萄酒をテーブルの上に置いときます
富良野の森よいつまでも続け 願いを込めて
ニングルたちと一緒に守る風のレストラン
春の風が吹いてもまだWindは雪の中
テーブルのパンと葡萄酒だけが残りわずかに
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