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はじまりの季節
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作詞 くろちゃん |
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君を乗せた電車を待つ 無人の駅桜が舞う
小さな川の鉄橋渡り 近づく電車 春霞線路
最後の車両一番うしろ君が立つドア 手動のドア
ガラス越しに はにかみ越しに 反対線の桜が舞う
どきどきとハラハラとおろおろとうつむく君
はじまりのドアを開けた君の手が
はじまりのドアを閉めた僕の手が
はじまりの改札でかすかにふれあう
はじまりの季節は始まったばかり
自転車のうしろちょこんと座る 君ぬくもり春ぬくもり
風に誘われペダルをこぐ 小さな川に沿った野の道
友達のことテレビのこと家族のこと些細なこと
いろんなことを君のことを僕のことを話したね
浮き浮きとホノボノとゆるゆると時は流れ
はじまりの陽射しよけた君の手に
はじまりのハンドル握る僕の手に
はじまりの花びら舞っては落ちる
はじまりの季節は始まったばかり
一番星が光るころには君を迎えに電車が来る
まぶしいライト照らす先には桜まとうまぶしい君
今だけでいい来年の春まで大人になっても一緒にいたい
この気持ち大切な君がくれた気持ち大切にしよう
ふわふわとヒュルヒュルと寒々と春の夕暮れ
はじまりのドアを開けた僕の手が
はじまりのドアを閉めた君の手が
はじまりのガラス越しひとつに重なる
はじまりの季節は始まったばかり
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