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自尊心
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作詞 J.l.S |
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自尊心
「私には自尊心がない」と彼女が言った
その顔の表面にこびりついた自尊心に 僕は唇を歪めた
隠した気持ちは声に出さずに
僕はそっと むき出しの自尊心を愛でた
翌日の彼女の姿は 面影すら無かったものの
垂れ流された その感情に 僕は
いつもと変わること無く 彼女の自尊心をみた
後ろを振り返ると 君はそこにいた
そして 悪びれることなく僕を追い越した
その現実に勝手ながら寂しさを感じて
また 勝手ながら怒りを感じていた
この感情を何と言うべきか
君の存在を何と言うべきか
僕にしか出せない答えがあった
いや 僕にはそれしかなかった
そして僕は 僕を肯定した
僕が僕であるために
非力な僕が選んだこの生き方を
認めて欲しいとまでは言わないが
「せめて生きた事実だけは」と願いを込めて
空をかけた そして地に足が着く
これが僕の答えだ
これは僕の自尊心だ
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