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分岐点
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作詞 J.l.S |
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今思えばあれからもう5年
って言っても特に自慢出来る話じゃないけど
夢というものに初めて触れたんだ
自分が自分になった…って訳分からないか
だけど本当にそんな感じ 言葉に出来ない
本気でそう言えるものだった
それが演劇 ハマったんだよ演技に
その5年後がこんな感じだけどさ…
ごめん…でも本当に楽しかった
ステージの上では俺は水を得た魚
乾いた日々も乾いた心も全部潤った
常に笑顔 そんで初めてオシャレに興味もった
髪の毛も染めて でも似合わなくて
周りの視線が気になって泣きたくなったけど
あの頃に比べたらどうだろう?って考えたら少しだけ笑顔になったのを覚えてる
だって全てがくだらないしつまらないとか言ってた中二病が上手く演じれなくて流せたんだ悔し涙
本気で何かに取り組むと どんな些細な事でも自分を作り上げる材料になると知れたんだ
価値のある人生かなんて誰かが決めるものじゃない
かといって自分自身でも決めれない
少しのキッカケで人生は大きく変わる
それがあの時は楽しくて 今は怖いんだ
ただ過ぎる日々にありがとう
今もそれだけは変わらずに
まだ たまに思い出すけど
夢にサヨナラ 弱音吐かずに
あーそう言えばこんな事もあったな
13年前 学校で母親に感謝の手紙を書こうって
恥ずかしげもなくただ夢中に鉛筆走らせた
知らなかったよ母親の前で発表するなんてさ
クラスの皆とその母親 全員の視線に
真っ赤 な顔して小さな声で手紙を読んだ
顔を隠して頭下げて隣見たらボサボサの髪 ボロボロの服の母さんが声殺して泣いてた
内容はうろ覚え でも産んでくれてありがとうと仕事を頑張ってくれてありがとうってマセた言葉
ありきたりな言葉を言った気がする
そんな事もあったなーってその程度の思い出
13年たった今いつも通り家に帰り何気なく母親の部屋を見たらベッドの上にあった
フタの空いた箱と色あせた手紙
涙は出ないが 凄く泣きたくなった
ただ過ぎる日々にありがとう
今もそれだけは変わらずに
まだ たまに思い出すけど
夢にサヨナラ 弱音吐かずに
いま現在この年になって初めて
奇跡の多さに驚かされた
朝日 夕焼け 照らす朧月
これからは何が出来るこの僕に
自分なりにって毎日頑張ってる
それとは裏腹に増えていった
汗と帰る家に溜まるホコリ
そんな今日もいつかは空白の1日
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