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ガラクタの唄
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作詞 Leon=Hermit |
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大きな鞄ひとつ背負って 君はどこへ向かう?
見つけたもの全部拾い集めて リュックはもう一杯だね
そのままじゃ重いだろう? 何か捨てなきゃいけないんだ
どれにしようかな? 全部全部 ガラクタなんだけど
本当は全部 大切なんだけど
重い鞄ひとつ背負って 僕はどこへ向かってる?
見つけたもの もう入らないよ いよいよ何か捨てなくちゃ
でも 本当は全部 宝物
どれもこれもが 共に歩いてきたものだから
手を離れると 不安になって 捨てられなくて
そうして背負った荷物の重さに 僕は少し 安心した
いつの間にか この重さに慣れてしまって
本当の歩き方 忘れてしまったんだね
道を外れようとすれば 転び
君はいつも 傷だらけ
それでも全部 大切なものだから
リュックに入りきらないガラクタ 拾い続け
両腕でぎゅっと 抱きしめた
「これであと少し 持てるだろう」
君はまだまだ 拾い続ける
鞄に背負われ 荷物に運ばれ 僕は一体 どこへ 向かう?
無くさない様に 失わない様に
ぎゅっと 強く 抱きしめてきた
僕はずっと 気付かなかった
ずっと 両手が塞がってたこと
抱えきれない程 拾い続けた 本当に それは大切なもの?
泣きたい想いを ぐっと堪えて
叫びたい気持ちを ぐっと抑えて
ずっと ここまで 歩いてきた
捨てればいいだろう
楽になれるだろう でも
それでも君は 背負い続けた
"甘さ"という名の ガラクタを
本当に 大切なものは―
ラララ
やがて君は 歩き疲れ
二度とそこを 動くことはなかった
汚れたリュックのその奥で 光り輝く
"優しさ"の欠片 キミだけの宝物
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