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ソーダ
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作詞 aco |
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手を繋いで芝生で寝転んで
青い空をただ眺めてた
笑った顔から光
透けたように見えて
実態がなくて 目を閉じた
指輪鈍く光った
10年の月日は
住む所も仲間も景色も皆変わって
君が迎えに来ないバス停で
ただ通り過ぎる車達を眺めてる
そんな亡霊のなりそこないを
いとも簡単に作ってしまった
少しぐらいはかっこいい所を見せたいもんだ
自由は簡単に買えるから
落とし穴も多い
昔の君ならそう言う
君が心の中に今もいて
思考感覚全てに
指示を流してるような
そんな気さえもする
真面目に働いて
帰る車の中で
ふと昔に聴いた曲をかけると
何だか懐かしくなって
本当に胸が痛くて
涙が出るけど暖かい
なんとも言いようが無いこの気持ちは
きっとずっと続くんだろう
果たされなかった約束は
この太陽が昇って降りての繰り返しの中で
徐々にそれなりの経験値積んで
思い出して無いたり笑ったり
明日を生きる糧にしろって
君ならそう言うし
私もそう思う
だから気が済むまで
一緒にいた1ページ1ページを
丁寧にめくっていくように
思い出して
本当に幸せもらったなって
感じながら生きてくよ
迎えに来ないこともわかってる
そうやって
自分に言い聞かせて
少しずつ大人になっていった
まるでソーダの泡みたいに
ごく自然にこの想いが
消えてなくなるように
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