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坂道
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作詞 telo |
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鴇色の果実が
ぽとり地べた落ちてく
甘い汁零れて
じわり心染みてく
携帯から流れる
悲しげな音色は
あなたからの着信
知らせているのね
夕日に染まる
坂を登れば
あなたが望む
世界が見えるの
そこに私は
横顔を眺めて
にやり頬がほころぶ
切り取った思い出
ふわり鼻をかすめる
あなたと過ごしていた
あの場所この景色
空間や時間が
かけがえのないもの
朝日が昇る
坂を下れば
あなたが嫌う
世界が見えるの
そこに私は
暖かい柔らかな
触れたら消えそうな
あの部屋の思い出を
胸にしまって
真昼の空を
漂う雲に
その手伸ばせば
思い出せるの
星がきらめく
坂で止まれば
私が好きな
あなたがいるんだ
そこに幸せな
空間が広がる
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