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stand on stage
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作詞 ΑGITΩ |
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観客のいない舞台の上
役者は一人だけ
何を演じろって?
照明の当たらない隅っこ
周りは空っぽ
どこで生きろって?
あるのは足元のスタンドマイクだけ
コードの先にスピーカーはない
それでもいいやと開き直り
大きく息を吸って叫んでみた
文句しか言えない唇
悲鳴しか聞こえない喉
そんな僕はここにいてもいい?
空気は答えを返さず流れる
壊れた幕は開かないまま
閉じもしない
何を始めろって?
名のない唄を繰り返すラジオ
雑音ばかり
いつ終わらせられるの?
口元のスタンドマイクも電池切れ
微かな声すら響かない
それでもいいやと腹を括り
吸った息を逃がして叫んでみる
何も見ようとしない瞳
触れても無視をする心
そんな僕はどこへ行けばいい?
空気は自分の中を流れる
君しかいない舞台 照らしてくれない照明
ボロボロの幕 雑音だらけのラジオ
そこが今 君が立っている場所
そこだけが 君の立っている場所
空気は外へ流れ出る
舞台も照明も 幕もラジオも
僕の味方
いつから死んでるって?
スタンドマイクで叫ぶ心
自分自身を伝える喉
震える空気は遠くへ飛ぶ
知らなかった答えを響かせる
一人だけの役者 空っぽの隅
そこで出会えた 僕の味方
生きてる どこへでも行ける
ここにいる 終わりまで
演じ切る 自分自身
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