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ミズガルズ
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作詞 ΑGITΩ |
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世界で一番大きな樹
それを下から見上げてため息
何も知らないような顔をして
勝手にどんどん育っていく
枝の一つ一つがそれぞれ
先の方で風を感じてる
太い根っこが大地に奥深く
命を張り巡らしてる
周りのことなんか気にもせず
高い所から眺めてる
どんなことが起きても平気だと
今日も空を掴んでる
人混みはどうも苦手で
人前は尚更嫌いで
でも何とか立っている
息がしにくいのも堪えて
色んな人がいることや
色んな人と関わること
いちいち考えてしまって
全部が面倒になったから
始まりがもらったものなら
終わりは自分で掴むものだろう
なのに何でみんな止める?
自分の人生くらい好きにさせて
身体を広げてみてごらん
二本しかないけど丈夫な枝
力が抜けてしまっても
決して離さないようにできてる
周りのことばかり気にしたら
大事なものが分からなくなった
どんなことが起きても目を伏せて
黙っておくことを覚えた
人並み以上に臆病で
建前と嘘だけ並べて
でも何とか生きている
息がしにくいのを無視して
色んなことを思うこと
色んなことを感じること
いちいち纏わりついて
面倒でもそれを頼るしかない
樹を見ると本当は羨んで
清々しい大きさに憧れて
それを見上げる自分の小ささ
周りの世界の狭さに気づいて
何かを枯らした
色んな人が生きてること
色んな人と繋がってること
いちいち考えるほど
素晴らしいものが見えてきた
これからもそうしていくこと
世界が何よりも大きいこと
いちいち考えるけど
それも含めて芽を生やそう
いちいち考えるから
こんな素敵な花に出会えた
こんな綺麗な花を育てられた
世界で一番大きな樹
それも見上げてほっと一息
全て知ったような顔しないで
これからもどんどん育っていく
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