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青
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作詞 moeicka |
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僕が好きなだけ塗り描いた写真は
僕しか解けない未知数に包まれ
必ずしも正しいと決められないけど
今 浴びている大きな光だってそう
宇宙から地上にベクトルを射(さ)して
生きとし生けるもの全てに希望を与える
憂鬱な日に心が揺らいでも
後ろから清々しき風で飛ばしてくれる
小説の長い詩(うた)のフレーズを
信号が青に変わるまで口遊みながら
ちっぽけな幸せを祈り捧げ
この先にある横断歩道を渡る
ここを離れて暮らす人もいれば
飽くなき夢に向かって歩いて
新たな家族を作って子供と遊ぶ人もいて
喜怒哀楽見せた顔も今となっては
数あるアルバムの1ページとして
片付ける際 見返して懐かしさに浸っている
「若かりし頃にいつか戻りたい」
年老いて手に届かぬ想いに馳せていく
春 涙溢れ出たしょっぱさに
初恋の甘酸っぱさに 失恋の苦さに
色々な味の飴をなめてきた
最後に噛んで 走馬灯に流れる
限られたまたとない時間から
大海原で見えない網を手繰り寄せながら
最高な幸せを掴み取って
この先にある日付変更線を渡る
僕たちの夢に塗り描いた写真は
すぐそこまで近づいて招待している
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