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紫(むらさき)
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作詞 moeicka |
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孤独喚(わめ)いた後の空と片側一車線の道路
照り付いて逆上(のぼ)せたアスファルト まばらに浮かぶ水玉模様
映し出した自分らしさ 試しに見つめたんだ
ゆっくり額滴る 塩化ナトリウム
紫色 俺はどうすれば変われるんだ
勘違いしてきた全て 洗い流す
空(むな)しくとも 大声に出せば吹っ切れるのかい
死ぬまで降り注ぐ スポットライトに当たり続ける
キャンドルの炎が消える頃 不安よぎったのは一度二度
頭上横切る3万フィート 努力の賜物(たまもの)の騒音も
心地良く聴こえちまってさ あぁ 何てみじめなんだ
ここは誰も通らぬ 夢のサナトリウム
紫色 俺は何に応(こた)えるべきなんだ
間氷期という冷戦の途中で
背伸びしても 小刻みに遠ざかって見える
月と同じ位 掛け替えのない出会い求める
霞(かすみ)の中片隅から 確かに咲くスミレだ
三つの声がかれるまで叫んでゆく
紫色 夜も一段と明るさが増すんだ
反抗期を越え 大人を知っていく
少なくとも 俺はもはやガラクタ・塵芥(ちりあくた)
誰も欲しがらない 二酸化炭素を出し続ける
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